先日購入したフルサイズミラーレス「LUMIX DC-S5」。
キットレンズとほぼ同じ焦点距離ですが解放値などを考慮して「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART」も追加購入していますので、街撮りをしてみました。
シグマレンズで購入前から懸念していた課題にくわえて、もう1つ気になるところがありましたので後記しました。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART
LUMIX DC-S5の購入レポートはこちらの記事を参照してください「フォーサーズからフルサイズに乗り換える。 #LumixG9 #LumixS5 #ミラーレス一眼」。
画質面では申し分ない逸品で、さすが業務用カメラを作っているパナソニックだなぁと感動したぐらいです。
とはいえカメラの画質を決める要素でレンズは重要で、社外品でも良いレンズはあります。それがシグマ社のレンズで今回購入した「SIGMA 24-70mm F2.8 DGDN Art Lマウント」です。それにしてもカッコいいなぁ。
こちらもスナップ撮影として良い成績を残しているのでスナップ中心の作例はこちらの記事を参照してください「神レンズか?LUMIX S 85mm F1.8でポートレート撮影してみた #レビュー #LumixS5 #SIGMA」。
ミラーレス専用設計
物々しいケースが付属するARTレンズである「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART」は、第一弾はキャノン用もあり割と太目な筐体でした。
その第二弾として登場したのがミラーレス専用設計のこちらのレンズ。違いはショートフランジバックに対応したことなんですが、その分全長が2cmぐらい伸びてるので細長い印象です。ちなみに200gほど軽くなって835に収まっています(重いけど)。
LUMIXのAF-Cモード、カメラ内手ブレ補正機構、カメラ内収差補正機能にも完全対応しています。
ちなみにマウント交換サービスにも対応しているので、もしほかのマウントに乗り換えても使い続けられるのが嬉しいです。
スナップ撮影
江の島
24mm ISO-400 1/60秒 f/9
この日は江ノ島でスナップ撮影。天候のせいかちょっと青みがかった写真が多かったですが、ホワイトバランスの問題でしょうね。f/9まで絞ると遠くまでスッキリ写ります。
70mm ISO-250 1/80秒 f/9
最近流行りの圧縮効果を70mmで再現してみましたww
25mm ISO-500 1/60秒 f/9
F値を戻し忘れてf/9のままでしたが、こんなに背景が綺麗にボケる。f/2.8で撮りたかった、、、。
24mm ISO-100 1/1000秒 f/2.8
リニューアルした小田急線片瀬江ノ島駅。どうみても竜宮城やん。パキっと綺麗にくっきりです。マイクロフォーサーズでは味わえないスッキリ感ですね。
24mm ISO-1600 1/60秒 f/2.8
夜だとISO-1600まで上がってしまいましたが、全然粗さを感じませんね。マイクロフォーサーズだとこの辺りがギリギリだったんですが。
そういえばフィルターがバカでかいんですよね。そして高い!
↓
新江ノ島水族館
24mm ISO-800 1/60秒 f/3.2
さてとシグマレンズでの室内撮りはどうでしょうか、、。このくらい明るめだと綺麗に撮れてます。
24mm ISO-16000 1/250秒 f/2.8
ここまで暗いなかでシャッタースピードを上げるのは難しいんですが高感度に対応できる「デュアルネイティブISOテクノロジー」のおかげで全然ノイズ感がありませんね。もちろん解像度は落ちてるんですが、素晴らしい写りです。マイクロフォーサーズでは不可能ですね(シャッタスピードをこんなに上げられないので魚がぼけます)
4K/30P動画だとこんな感じ。ISO換算は分かりませんがブログ用に画質を落としてもこの綺麗さです。マイクロフォーサーズの4K/60Pよりも綺麗で滑らかに感じるのはなぜなのか、、。
24mm ISO-6400 1/60秒 f/2.8
先ほどよりさらに暗いクラゲエリアでの撮影。この距離感なら問題ない描画。
24mm ISO-12800 1/200秒 f/2.8
クラゲを撮るのにシャッタースピードをある程度上げるわけですが、ISO-12800でも問題なく取れますが、問題がありました、、、
70mm ISO-2500 1/160秒 f/2.8
問題はこのシーン。LUMIXの空間認識コントラストAFの問題なのか分かりませんが、シグマのこのレンズはAF-Sモードでもウォブリングを繰り返してピントが合わず…。カメラ的には合焦してるんですけど撮るとこれ。なんだこれ??
動画だとあまり気にならないんですけどね。コントラスト(明暗)が弱いとオートフォーカスに懸念があるのかもしれません。
24mm ISO-25600 1/250秒 f/2.8
高速に動くカタクチイワシにはちゃんとピントが合うのにww。それにしてもISO-25600で撮ったとは思えない綺麗さ。もちろん拡大すると荒い画像なんですけどね。
70mm ISO-2500 1/500秒 f/2.8
コツメカワウソ♡。ちょっとクロップしてますが、毛先までくっきりです。
55mm ISO-3200 1/1000秒 f/2.8
イルカジャンプも撮ってみた。1/1000秒くらいあると綺麗に止まりますね。ただ高速連写が約7コマ/秒とあまり早くないのでちょっと厳しい。AF-Cだと約5コマ/秒と更に落ちるし。このあたりは約60コマ/秒出せるマイクロフォーサーズの圧勝ですね。
その代わり、DC-S5では6K/30P、4K/60P、4K/30Pの撮影モードがあります。少々画質は落ちますが高速連射の代わりですね。
こちらの画像は4K/60Pから切り出したもので、このサイズなら十分鑑賞に堪えられますね。
26mm ISO-250 1/60秒 f/4
夕暮れの撮影も綺麗に撮れました。
24mm ISO-100 1/60秒 f/3.5
遠くに写る富士山。美しい、、。
25mm ISO-1000 1/60秒 f/2.8
イルミネーションにも強い。まぁイルミネーションなら動かないのでもっと低速のシャッタースピードでISO下げてもいいと思いますが。
考察
写りに関してはまったく不満のないLUMIX DC-S5。さすがフルサイズセンサーですね。
さらに「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN ART」との組み合わせは、これ1本で済ませられるくらいお気に入りではありますが、、
重たい!
レンズの前玉がデカいからなのか、フロントヘビーで重たいんです。本体が714gに抑えられるのに、レンズだけで835gもある。合計1.5kgですよ….。マイクロフォーサーズ(DC-S9)の時は約1kgでしたから1.5倍程度なんですが、グリップから遠い部分が一番重たいのですっごく重く感じる。
もう1つ気になるのはウォブリングの「ピント駆動音」ですね。ウォブリング自体も多少ピントがぶれる(動画の際に若干きになる)ので気になるのですが、AF-Cモードではモーター音がずっとかすかにしていて「カタカタカタカタ、、」って音が動画にも録音されるんですよね。LUMIXの純正レンズではほとんど感じられない音なので余計に気になる。静止画を撮る分には問題ないですけどね。
あと気のせいかもしれませんが、「常時プレビュー」でAモード絞り効果を有効にしていると被写界深度分かりやすいんですが、シャッター半押しするともう1段暗くなるんですよね。LUMIX純正では再現せず、シグマのレンズの時だけ起こる。なんか相性の問題なんですかね? シグマさん。