歴史上5度目の焼失となった首里城の現状を見に行く。#沖縄 #復興

 

令和元年の2019年10月31日未明に発生した火災で、正殿、北殿、南殿が全焼し、合わせて7棟の建屋が焼失したいたたましい事故が発生しましたが、実はこの首里城は歴史上5度目の焼失だとのことで、よく起きることなのかと思い驚きました。人的被害も無かったこともあり地元の方は「また建てるぞ~」的な前向きなことをおっしゃってました。
※2020年2月の時点の写真を使用しています。

 

首里城復興モデルコース

2020年2月時点で上記のように左下半分が開園している状態の首里公園。入り口も左下にある「首里城 守礼門」付近になるのですが、ゆいれーる首里駅は反対側になるんですよね。実は1つ前の駅「儀保駅」の方が近いんです。

ま、タクシーでも徒歩でもなんでもいいので、首里城前まで来ましょう。タクシーなら「守礼門まで」と言えば伝わります。

ちらっと写ってますが、この「首里杜館前ポスト」が行先の目印です。Googleマップにも登録されているので、そこを目指します。
住所:沖縄県那覇市首里金城町1丁目

首里城復興モデルコースには計5コースが設定されています。

・守礼門・京の内 早回りコース(30分、60分)
・首里城公園ビュースポットコース(90分)
・首里城一周/首里まちまーいコース(120分、150分)

2時間半も歩くのは大変なので、最短の30分コースにしてみます。

守礼門・京の内 早回りコース

こちらは6年前の正殿の写真。全焼してしまったので見ることはできませんが、当時の写真はこちらの記事「沖縄:首里城の写真」からどうぞ。

守礼門

この長い坂からスタートです。この辺りは火災の影響は全くありませんね。

守礼門は「礼節を守る」って意味があるんだそうです。

園比屋武御嶽石門

正殿への道の途中にあり、スルーしてしまいそうですが、意外にもこれも世界遺産なんですよね。

園比屋武御嶽石門といっても礼拝するだけのもので、他にも近くにある「玉陵」も世界遺産ですね。

歓会門

続いて歓会門。これが第一の正門なんですね。

瑞泉門

綺麗な石段の上には瑞泉門があります。瑞泉は「立派な、めでたい泉」って意味だそうで、脇に湧水があるんだそうですが、、、見つからず。

この左下の縁がある部分かな、、?

漏刻門

これが第三の門。漏刻とは「水時計」という意味だそうです。

広福門

広福は「福を行き渡らせる」という意味で、1992年に復元されたばかりでしたが、その左側が焼失の被害に、、、。

しかし実際には広福門ではなく、奉神門の一部のようですね。

奉神門

そしてこちらが奉神門

半分焼けてしまってますね、、、。

系図座・用物座

2000年に復元された系図座・用物座。

現在は休憩所と情報案内所として使用されていました。

正殿

奉神門がくぐれないため、その右側にう回路ができていて、、、

奥が覗けるようになっていました。

「京の内」に続く階段を使った撮影スポットは健在。

奥に正殿が見える角度のはずですが、全焼のため跡形もなく、解体されていました。

右側は南殿・番所ですね。こちらは74%の焼失…。

京の内

物見台。景色いいですねー。

遠くに後光が差してます、、、。

西のアザナ

どこからが西か分かりませんが、、、。

さらっと30分程度でしたが見所満載でした。

焼失は残念でしたが、またきっと再建しますよね。

首里杜館前 売店

お客さんは少なかったですが、ちゃんと売店は開いてました。

昭和から続くようなメダル販売機。これって全く進化しないところが好きです。

もちろん作ってみました。

他にも売店が開いてまして、、、、

全盛期の正殿の写真があり、そこで記念撮影できるようになってました。

復興計画

復興に向けたグッズ販売も行われていましたが、首里城復元のための関係閣僚会議でまとめられた工程表では2026年までに復元するとなってるので、まだまだ道のりは長そうです、、。

令和8年(2026年)に正殿の工事を終わらせるために、この2~3年は設計と材料調達なんですね。北殿、南殿は令和8年以降の着工なので、いつ出きることやら、、。

技術的課題の最優先対策方針が「防火対策の強化」とのことで、火事が初期消火できていればこんなことにならなかった訳ですから当然ですね。

首里城(公式サイト)

 

 

 

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