街角スナップやグルメ写真が中心でパナソニックのミラーレス一眼を多用してきましたが、そろそろ画質に物足りなさが出てきました。LUMIX DMC-GF5から、DMC-GF6にアップグレードした時は画質に満足していたのですが、カメラ沼って恐ろしいですね、、、。とはいえ大型機を持ち歩くのは機動性が落ちますから、ギリギリの携帯性と高画質のバランス、そして「お値打ち感」を重要視して決めたのが「LUMIX DMC-GX7MK2」でした。
DMC-GX7MK2
いろいろ比較検討しましたが、結局購入したのはLUMIX DMC-GX7MK2。2013年9月13日に発売したDMC-GX7の後継機として出てきたのが、このDMC-GX7MK2です。本来の後継機はDMC-GX8なのですが、本体のみで435gと重たいんです、、。
モデル | サイズ (幅x高さx奥行) |
重量 (本体のみ) |
画素数 |
GM5 | 98.5×59.5×36.1 mm | 180g | 1600万 |
GF6 | 111.2×64.8×38.4mm | 280g | 1600万 |
GF9 | 106.5×64.6×33.3mm | 239g | 1600万 |
GX7 | 122.6×70.7×54.6mm | 360g | 1600万 |
GX7MK2 | 122×70.6×43.9mm | 383g | 1600万 |
GX8 | 133.2×77.9×63.1mm | 435g | 2030万 |
GH5 | 138.5×98.1×87.4mm | 645g | 2033万 |
G9 PRO | 136.9×97.3×91.6mm | 586g | 2033万 |
まぁ、最後のG9 PRO(DC-G9)は超ハイエンドですからさすがに手が出ませんが、、、。(でも買っちゃいましたが)
このサイズ感を見ても、GM5の小型さが良くわかります。しかしGM5はメカニカルシャッターが1/500秒までしか対応してないので動くものが苦手だったり、色々と割り切った構造。バランスの良かったGF6、GF9は前述のように画質の限界を感じていて、、、サイズ感から見ても、GX7MK2はステップアップに最適だと思いました。
価格ドットコムで比較
いつものように価格.comで価格調査。(kakaku.com/item/J0000018647)
2016年5月18日発売時に約10万円でスタートした「DMC-GX7MK2K 標準ズームレンズキット」ですが、6万円を切るまでになりました。約半額ですね。多少価格ブレがありますが、もう少し下がるかもしれませんね。ボディーのみなら5万円を割ることもありますが、最近は価格が高騰したので、DMC-GX7MK2K 標準ズームレンズキットが良いかと思います。
2018年7月29日時点で標準ズームレンズキットが47,847円まで低下していて驚きましたが、2018年9月7日時点で44,900円まで最低価格を更新しています。2019年1月29日には41,380円と激安!
ニコンのフルサイズミラーレスカメラ「Z7/Z6」の発売や、キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ「EOS R」の発表の影響でしょうかね? ただ、元々発売済みのソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α9/α7」もそうですが、価格帯が全然違いますけどね、、、。
ちなみにLumix GX7MK2のボディーのみで48,859円ですから、レンズキットがオトクですね。
新型のDMC-GX7MK3は94,910円と倍のお値段なのでまだ手が出ませんし(2019年1月29日には71,979円まで下落)、GX7MK3を買うくらいなら、DC-G9のほうが良いと思いますしね。
購入
カメラのキタムラで購入
カメラのキタムラでは、、、、パナソニック LUMIX DMC-GX7MK2K-K ダブルレンズキット という独自キットを販売しています。通常のキットレンズにLUMIX G 25mm F1.7 ASPH. [H-H025K]がオマケで付いてきます。価格.comの最安値59,000円に対して、キタムラのセットは67,500円ですから、差額8,500円で通常売価26,000円のレンズが付くならオトクかな。(2018年7月29日時点で 64,800円に値下げされてました)
さらに「カメラ下取り値引」で3,000円割引になります。壊れたカメラでもOKですし、この制度を使えば64,500円とさらにオトクです。
とはいえ、売り切れも増えてきましたので、そろそろDMC-GX7MK3を検討してもいいかもしれませんね、、。
開梱
ということで、仕事の早い「カメラのキタムラ」さん、午前中にオーダーしたら、翌日の夕方には到着しました。今回は下取り制度を使いませんでしたが使う場合、もう1日プラスされるとのこと。
こちらが気になる限定レンズ。白箱なのでキットばらし品かな、、と思ったのですが、H-H025Mと「M」が付いてるので流通向けの限定品であることが分かります。
もちろん、本体と含めて両方の領収書がちゃんと入ってました。安心ですね。
ちなみにキタムラさんで買うと、いろいろ特典があります。ついでにネット購入でもTポイントが貯まります。
オマケのH-H025はこちらです。25mm F1.7で画質もバッチリでした。35mmフィルム換算で50mmなので定番レンズとも言えます。しかも125gと軽量です。ただし、MEGA O.I.S.やPOWER O.I.S.などのレンズ内手振れ補正は付いていませんので、B.I.S(ボディー内手振れ補正機)か、Dual I.S.対応機(GX7MK2は対応しています)が必要なので注意が必要です。(GF6はボディーに手振れ機能はないのでキビシイです)
本体
箱はこんな感じです。Lumix系はみんな黒箱ですね。あまり賛同メーカーが広がらないマイクロフォーサーズ規格ですがパナソニックとオリンパスには引き続き頑張っていただきたいです! まぁ、皆さん最近はフルサイズ ミラーレス一眼に走ってますが。
中身はこんな感じ。レンズ本体はデジカメ本体に装着されていました。そのため、ボディキャップすら付いてませんでした、、、。
もう1つ驚きなのが、バッテリー充電器が付いてないこと。GX7MK2は本体でUSB充電ができますので、AC-USBアダプタとUSBケーブルが付属しているのみです。幸い、バッテリ「DMW-BLG10」はGF5、GF6と共通なのでバッテリも流用できるだけでなく、バッテリ充電器も流用出来てとても便利です。
付属レンズ(H-FS12032)は、こんなサイズ感。ものすごく小さいですね。「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」ということで、画質よりサイズにこだわってる感じが分かりますね。重量も70gと軽量です。
ボタン類は、LUMIXシリーズで概ね同じ感じなので、すぐ慣れそうです。
底面はこちら。グリップが結構あることも分かります。GF6よりも持ちやすい感じがします。
大型のレンズ(H-PS45175:LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.)を付けるとこんな感じになります。意外とカッコいい。
後日、万能レンズ「H-FS14140-KA」も買いましたが、今はこの万能レンズばかり使っています。少々重たいですが画質もいいし、ズーム範囲が撮影スタイルにあってました。
ほぼ似たようなサイズのLEICA H-ES12060も、ベストマッチですね。DC-G9が重たすぎるときには、こっちの組み合わせでも良いと思います。
サイズ比較
モデル | サイズ | 重量 |
GF6 | 111.2×64.8×38.4mm | 280g |
GX7MK2 | 122×70.6×43.9mm | 383g |
100gも重たくなってるGX7MK2ですが、サイズも2廻りくらい大きいですね。
厚みも5mmくらい厚いわけですが、実は本体の厚みはほぼ同じです。LVF(ライブビューファインダー)が出っ張ってるだけなんです。
そうは言っても、幅も高さも明らかに大きいわけですが、、。ポケットに入れて歩くのはちょっとキツイかな、、、。
モニター部
モニターは、GF6もGX7MK2も同じ3.0インチ(アスペクト比3:2 / 約104万ドット / 静電容量方式タッチパネル)が付いています。
GX7MK2はGF6にないファインダーが付いていますが、このファインダーは16:9のワイドですが276万ドットと高画質です。
ただし180度転回して自撮りができず、90度上向きになるだけです。つまり自撮りができません。まぁ、ローアングル撮影には問題ないですが、、、。
ハイアングル用には下向き45度まで傾きますので、問題ないですね。
USB充電
GX7MK2本体のUSB充電はオフ充電しかできませんが、移動中にモバイルバッテリーで充電するなんてことも可能です。
付属のUSBアダプタは5.0V 1.0A出力でしたので、最低1.0Aは必要だと思います。充電時間は不明ですが、旅行先で「バッテリーチャージャー忘れた!」という事故が防げるのは良いですね。(一度旅行先に忘れて悲しい思いをしたことがありますので助かります。)
レンズのファームウェア
随分そろってきました。長いもので175mmを持っていますが、もう少し長いのが欲しい、、、。
ちなみに、手振れ補正を最大限活用するには、それぞれファームウェアを最新にしておく必要があります。
一番左の長尺のレンズ(H-PS45175)は、2017年4月24日にDual I.S.機能に対応しました。もちろんDual I.S.機能に対応したGX7MK2はそれをフル活用できます。
最新ファームウェアはこちらから確認できます(av.jpn.support.panasonic.com/support/dsc/download)
バージョンアップ開始!
とはいえ、すべてのレンズでDual I.S.に対応しているわけでは無いですけどね。
こちらのサイトを見ると手ぶれ補正が有効かどうか分かります。常用しているH-PS14042はレンズ補正のみなので、折角のボディー内5軸補正が効かない、、。もったいない。
グッズ類
フィルター
続いてフィルター。保護フィルターですね。沢山買いましたよ、、、。
格安なものから超高性能なものまで、、どれを選べばいいか分かりませんが、安いのでも画質で気になったことはないですね。といってもいつも高いの買ってますが、、。
あとは薄枠かどうか? 先ほどのリンクのケンコーとハクバではこれだけ違いますしね。
あとは反射光の色合いが違うんですね。白いほうがすべての波長で均一に跳ね返している、、、んでしょうか。良くわかりません。
レンズキャップ
キャップも小さくて、良く失くしてしまいます。左側のLUMIX G X レンズキャップは、、、
アマゾンで純正品が買えます。すでに3個買いました….。
液晶保護フィルム
今回はフィルムタイプにしました。
フィルムタイプもキズ防止ということでは、全く問題ないですしね。
ガラスタイプも購入しました。
うーん、あまり綺麗に貼れませんでしたが、まぁOKです。それにしても綺麗ですね。
こちらはフィルムタイプですが、少し色味が違いますね。ガラスフィルムは完全無色なので、やっぱりガラスがいいですね。
画質比較
本格的な画質分析は、各種レビューサイトを見て下さい。みなさんプロなので、、、。
とりあえず、ローパスフィルターレスのおかげで、色々なものがパキッっと撮れて満足です。
また、GX7MK2はメカニカルシャッターが1/4000秒まで対応していますが、電子シャッターの方が微ブレがないそうですので、電子シャッターの方が良いかもしれません。
画質比較ということで、GF6とGX7MK2で「ノザキのコンビーフ」を撮ってみました。こちらがGF6
そしてこちらが、DX7MK2。うーーん。まったく違いが分からないですが、なんとなく「コンビーフ」の文字が鮮明な気がします。
文字だと分かりやすいかと思い、左上の「検査協会」の部分を拡大して比較。左側がGF6ですが、右側のGX7MK2はかなり鮮明なことが分かります。同じ画素数なのにこんなに違うんですね。
これから色々撮りまくりますが、ひとまず大満足のデバイスでした。オススメですよ。