先日の「かわいい浴衣で浅草散策」と同様、京都も「浴衣散策」がオススメです。ただ、京都は見所が点在しているので、浴衣や着物を着ながら移動するのはちょっと厳しいです(特に夏の京都は暑いですから!)。訪問する場所を決めて、地元で着物を借りて、地元で返却するのがよいかと思います。今回は嵐山の竹林散策をメインに散策してみました。
京都駅
嵐山に行くには京都駅から、山陰本線で15分ほどの「嵯峨嵐山駅」に向かいます。ってわかりづらいのでインフォメーションで聞こうとしたら「海外からのお客様専用」と日本語で注意書きがある…。えー、日本人お断りっすか、、、。
山陰本線は京都駅の一番端っこにあるので、そこまでの時間を読む必要がありますし、山陰本線自体の本数が少なく、15分前後の間隔で走ってますので、時間計算をしっかりしないと、往復で思わぬ時間がかかります。
ということで、嵯峨嵐山駅に到着。「嵐山駅」ではなく「トロッコ嵐山駅」でもないです。嵯峨嵐山駅(さがあらしやまえき)ですので、ご注意を。
で、到着した嵯峨嵐山駅ですが、ここのインフォメーションも「外国の方専用案内」との但し書き。日本人にやさしくない京都。スマホで調べろってことですよね。調べますけど、、。
嵯峨嵐山駅
すぐ脇に「トロッコ嵯峨駅」があります。トロッコ列車の始発駅ですね。しかしすぐには乗りません。まずは腹ごしらえです。
浴衣を着ると、帯がきつくて御飯が食えない&汚したら罰金という暗黒面がありますので、なるべくなら先に食事を済ませるのが良いと思います。慣れた方なら、そもそも京都市内で浴衣をレンタルして、1日中浴衣で過ごせるかもしれませんが、慣れてないと2時間くらいが限界です。
嵯峨野湯
駅近くに、大正時代の銭湯をリノベーションしたレストランがあります。カフェスタイルリゾートっていうんですって。
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺今堀町4−3
大正12年創業だそうなので、1923年。約100年の歴史ある施設というだけあって、重厚感半端ないです。
店内はどこまで大正12年の面影が残ってるのかわかりませんが、かなり綺麗な印象。
でも、所々、こういった感じで、当時の雰囲気が感じられる作りになってます。
今回はこちらの廊下に用意された応接セットで頂きます。他にも大きめなテーブルなんかもありますよ。
メニュー。リノベーションされたってことなのて、デザイナー入ってるんでしょうね。素敵な写真です。
オーダーしたので店内を見て回ります。中央エリアは洗い場だったようで、シャワーの蛇口が壁にずらり。
で、まずはドリンク。「元気ハツラツ抹茶C」という、ほぼオロナミンCなドリンク。大量のミントがアクセント。
で、カレー。京都でカレー。そう言えば新幹線カレーも京都駅で提供してましたし、舞妓さんも良く食べるカレーうどんとか、カレー推しなのかも…。
中にカマンベールチーズのブロックが入ってて、ダブルチーズで美味しゅうございました。ちなみに辛さ控えめ、ちょいスパイシー、量は多いっす。
京都きものレンタル「wargo」
さてと、本題のレンタル浴衣てす。京都きものレンタルwargoさんは京都市内に何店舗かある為、他店舗で返却するオプション(1000円)も可能ですが、結局預けた荷物は取りに行くわけ(転送はしてくれません)なので、やっぱり、借りた店舗に返却って事になります。
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町9−2
と言う事で着物を選びます。嵐山で借りて嵐山で返すので、イメージにあった物を選びます。ちなみにこちらは、着物の質やデザインで、お値段がランク分けされてます。京都最安値が売りのwargoさんですが、スタンダード、プレミアム、ハイエンドと分けてあるからですね。まぁ、やっぱり可愛いのは高い!
出来れば予約したほうがいいですが、空きがあればやってくれます。入店から約3 0分位で仕上がりました。なお、13時以降に入店すると1000円割引とか、店舗や時期によってオトクなサービスがあるので、公式サイトをチェックしてから行きましょう。
ってことで、散策開始です。今回は黒ベースのシックな浴衣。ハイエンドの4980円の浴衣ですが午後割で3980円になりました。(+消費税です)
そういえば浅草散策の時の、かんざし屋さんは「かんざしwargo」。調べたら同じ「株式会社 和心」さんが運営されているんですね。
再びトロッコ駅へ
さてと、目的の竹林ですが、一本道になっていて、実質行き止まりでそこにトロッコ嵐山駅があるだけです。
なので、「嵯峨嵐山駅→竹林散策→トロッコ嵐山駅からトロッコで嵯峨嵐山駅に戻る」というのが最短最速プランになります。
「嵯峨嵐山駅→トロッコでトロッコ嵐山駅→竹林散策→渡月橋付近を散策→嵯峨嵐山駅に戻る」
という感じが良いと思います。トロッコは一時間に一本なので、列車の時間によっては逆ルートでもいいと思います。
なんにしてもチケット買っときましょう。(インターネットで予約できます)
事前購入してませんでしたが、立席(座席なし)なら普通に買えました。ま、数分しか乗りませんので問題なしです。
で、こちらがトロッコ列車。ディーゼル機関車なので上記じゃないですね。
昭和46年製造と…、めちゃくちゃ古い! 現在は嵯峨野観光鉄道となっていますが、平成に2年の創業で、廃線になってた古い鉄道を復活させています。
とはいえ、レトロな作りにはなってますよ。こちらは一般客車。十分開放的ではありますが、
プレミアムな5号車は抜群のパノラマビュー。「ザ・リッチ号」です。
トロッコ嵐山駅から乗車する人が多いので、トロッコ嵯峨駅→トロッコ嵐山駅間だけは、車掌さんに言うと座らせてくれるかもしれません。(今回は快諾いただけました)
もし時間があれば、終点のトロッコ亀岡まで行って戻ってくると、美しい山並みが見れたりするので良いですよ。
この写真はJR保津峡駅からの写真ですが、保津川ではライン下りもやってました。ちなみに、保津川のライン下りは、トロッコ亀岡駅からさらに奥地のJR亀岡駅近くがスタート地点になります。下船は渡月橋近くになりますが、なんにしても所要時間2時間ですし、水にも濡れますから、浴衣散策には使えませんが、、、。
話がそれましたが、トロッコ嵐山駅を降りたら、長い階段をのぼり、、、
竹林の小径
すぐに竹林の小径が始まります。小径とは「(二人以上並んでは通れないほどの)こみち。」だそうですが、いや、結構広いですけどね。
ルートにするとこんな感じ。約400m竹林が続きます。今回はトロッコ嵐山(地図の左側)からスタートしたので、ずーっと下りでラクチンです。
成長の早い竹なのに、どうやって先端部まで維持しているのか知りたい、、、。
ずっとこの景色ですが、たまにこういった窪地もあるので、撮影したりできます。
夜は小道の横に灯篭が置かれたりする、ライトアップが行われるそうですが、昼間の青々とした竹を見るのが好きです。
竹林の小径が終わったところに、野宮神社があります。縁結び神様だそうですが、「野宮神社のじゅうたん苔」は必見です。
こんな感じで、ふわっふわ(多分。触ってないからわからない)の庭園が広がっています。
最後に、渡月橋のある大通りまで歩いていきますが、ここもチラホラと竹林があります。(人力車は専用道があったりするので、人力車体験もいいかもですね。竹林散策(30分貸し切り)で2名で9,000円っす。)
長辻通
世界遺産である「天龍寺(古都京都の文化財の1つとして登録)」は1339年の創建なので、700年近い歴史があります。お時間があれば是非どうぞ。
天龍寺周辺には、非常に多くの店舗があります。半分はカフェ、半分はお土産屋さんって感じですかね。
そろそろ疲れてきたので、カフェで休憩します。トロッコ嵐山駅から、ここまで約1.2km。浴衣に下駄ですから、あまり長く歩けませんし。
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町35−3
こちらは「イクスカフェ 京都嵐山本店」。古い日本家屋を改修したのでしょうか?いい雰囲気のお店です。
京都スイーツのお店ですが、なかでも有名なのが、名物「ほくほく、お団子セット」。嵐山本店限定で季節限定とのことでしたが、夏でも提供されてました。
ってことで、氷マンゴ にしました。左側の祇園氷は数名でシェアする用なので巨大です。右ページの普通の氷にしましょう。それでもデカいですけどね。
で、もちろん「ほくほく、お団子セット」も頂きます。焼き団子(焼く前)と、みたらしタレ、あんこ、お抹茶が付いてきます。
で、炭火で団子をじっくり焼いていきます。出来るだけじっくり長めに焼いた方が美味しいです。時間かかりますが、、、。
香ばしいにおいがしてきたら、みたらしに。美味い! モチモチ&アツアツで美味いっす!!
渡月橋
最後は、渡月橋を見て帰りましょう。現在の渡月橋は昭和9年(1934)に完成したものだそうです。もともと承和年間(834年 – 848年)に架橋されたそうなので、軽く1,000年の歴史がありますね。
渡月橋で涼んだら、タクシーで「wargo」さんに戻り、浴衣を返して散策終了です。ま、歩いても大した距離じゃないですが、、。