ドイツ・ベルリンにある、旧東ドイツの二輪車を集めた小さな博物館をご紹介。正直他にも沢山観光名所があるので、わざわざここに来なくても、、って気がしましたが、旧東ドイツのバイクの実写が見れるチャンスは余りないので、ある意味貴重な博物館です。
アレクサンダー広場
アレクサンダー広場の近くにあるのですが、すぐ脇には(写真左側)先日ご紹介の「巨大ハンバーガーと自家醸造のビールを楽しむ「LEMKE BERLIN」」があります。
ありました。「1. Berliner DDR-Motorrad-Museum」というのが正式名称のようです。ナンバー1なんですね。
ちなみにDDRというのは、Deutsche Demokratische Republikの略で、日本語だと「ドイツ民主共和国」ですね。いわゆる東ドイツを指します。
住所:Rochstraße 14c, 10178 Berlin, ドイツ
入場料+カメラ代
奥が暗くて入り辛い、、。というかこの狭さでナンバー1なの?って思いながら、、、。
入場料は6.5ユーロ(約800円)、その下に1.0ユーロと書いてあるのは撮影するなら有料ってことだそうです。
入るとこんな雰囲気。入って左側(写真右側)にカウンターがあり、スタッフ(たぶんオーナー…)に入場料を払いましょう。
展示エリア
地上フロア
まずは事情フロアから見ていきましょう。(地下展示もあるんです!)
展示はMZ製バイクが中心のようで、こちらは ES 250 Doppelport Gespann。1956~1957年製。
バイクの脇には説明パネルがあるので助かります。ないと全然分からないですから、、、。
あとはBMWもありますね。Bayerische Motoren Werkeの略なんですね。日本語だと「バイエルン発動機製造株式会社」で、バイエルン州の首都ミュンヘンに本社があります。
500 Silverstar Classik Werksgespann Seitenwagen Velorex 562。
これもMZかと思えば、”MuZ”。Motorrad-und Zweiradwerk Zschopauの略でいずれもMZ社なのですが、1992年から1999年の間はMuZと呼ばれていたんだそうです。このバイクも1992年~1997年製造。だからMuZなんですね。
2000年以降に発売されたMZ1000SがMZとしての最後ですかね? メーカーとしても2008年までの活動のようですし。
地下フロア
全景は取り辛いですが、地上エリアの3~4倍くらいの面積がある。確かに広かった、、、。
オフロードエリアも充実。ヤマハのバイクはMZをベースにしたらしいです。タンクにYAMAHAのロゴも見えますね。
他にも沢山のバイクが展示されています! 多過ぎて全部は撮れない、、、。
こちらはIWLというメーカーのAnhänger Campi。Anhängerってドイツ語でトレーラーって意味で、見てのとおり連結されているバイクですね。
こちらもIWLのPitty。IWL motor scootersは、Industriewerke Ludwigsfeldeの略で、ベルリンの自動車メーカーでした。
Čezeta Typ 502-01。チェコのメーカーだそうです。なんと電動モーターバイクですって。
ということで全部を1台1台見ていくとメチャクチャ時間かかりますが、なんとなく見て回るぐらいなら30分が目安かと思います。