ベトナムの独特な月餅を食べてみる。(マカオ版も追記)

 

元々中華の歴史もあるベトナム。中秋節(Tết Trung Thu)には月餅(Bánh Trung Thu)を食べる習慣があります。昔は余りにも独特な味で、1口でギブアップだったんですが、最近はどうかと買いに行ってみました。

ニューラン

通常はバインミーやサンドイッチなどを売っているパン屋さん。美味しいんですよねここ。
住所:50 Hàm Nghi, Bến Nghé, Quận 1, Ho Chi Minh City

例によって、Bitexco Financial Towerの近くにあります。

中秋節になると、そのパン屋さんが一変します。

オール月餅!! 月餅以外興味なし!

店内は普段は食事スペースになっているのですが、全部パレット。凄いな、、、。どんだけ作ってるんですかね。

ベトナム人が次々に購入していきます。結構良い値段するんですけどねぇ。

さてと、何を買いますか、、。物凄い種類があるので困ります。

パンフレット貰いましたが、全く分からん!

こういうセットものでも良いんですけどね。大体1箱4個入りが主流とのこと。37万ドンなので約1,900円ですね。

と、凄い音とともに突然のスコール。

慣れた手つきで、ささーーっとビニールシートでカバー。
轟音のなか、色々注文して購入。

パッケージ

4個入りだと、こんなかわいいバッグに入れてくれます。50周年かな?

中の箱はもっと派手。

多分、社史が掛かれているんだと思いますが、、読めません、、。

今回はこの4種類にしました。1つ300gなので、全部で1.2Kgもあります。

実食

こちらは「hạt sen」。ハスの実ですね。「trà xanh」が緑茶なので、蓮のみが混ざった緑茶あんってことになります。

切ってみると、中はこんな風に緑色になってました。黄身が1つ入ってますが、、なんか汁出てません、、?
黄身部分以外は、案外おいしい感じですが、2切れが限界。

つづいて「hạnh nhân」。杏仁(アーモンド)ですね。

こちらは黄身が2個。汁がヤバい、、、、。

びちゃびちゃっす。黄身から染みだした「生」部分じゃないですよね?ちょっとビジュアル的に無理。
こちらも黄身以外はまぁ、食えますね。なんとか2切れなら食える感じ。

ところで消費期限ですが約1か月。昔のベトナムの月餅なら軽く3か月でしたから、だいぶ「まとも」になった印象。

こちらは米粉で包んだ、柔らかい月餅。

中身はチョコレート(+黄身!)
皮は米粉なので、もっちりしていて食感は良いですが、くそマズイ。

黄身が臭くて、、、。って、取り除いたけど、やっぱり臭くて無理。チョコのかすかな風味はありますが、漢方っぽい臭さが猛烈で、3切れで断念。(結構頑張った)

最後は、一番期待できそうな、蓮のあんこ。卵抜き。

おおお、まともに見える! いいね! (だが、この時点で実は匂いが限界値に近づいてる)

見た目は、中華街とかでよく見る普通の月餅!
と、思ったんですが、実食すると、やっぱり無理。臭いんです。あんこが漢方薬のような味と匂い。混ざっているのは「何かの木の実」。
2切れで胸焼けして断念。

ということでベトナムの月餅のご紹介でした。中華街で売られているような「アンコ大好き」な硬いアンパン。という印象は微塵も感じられないハードな月餅ばかりでした。

2016年はベトナムのスターバックスで美味しい月餅が販売されていたのですが、今年は販売されていませんでした。残念です。

 

次のページに「マカオの月餅」を追記しました。

 

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