たった1カ所の動力源でサンフランシスコのケーブルカーが動いている

 

サンフランシスコにはケーブルカーが3路線ありますが、そのすべての動力源がたった1カ所に集約されていました。実際にそこに行くと這わされたケーブルがビュンビュン送られているところを見ることができました。

ケーブルカー

ケーブルカーは実際に線路内(地下)に埋められている「ケーブル」を使って動いています。1873年の運航開始から仕組みは変わってないそうです。(当時は蒸気機関で動かしてたそうですが、サンフランシスコ大地震のあと電力に切り替えられたそうです)

このレバー操作で、常に動いているケーブルを、つかんだり離したりして加減速しているわけです。

ケーブルカー ミュージアム

ケーブルカーミュージアムはこちら。奥に映ってる煙突は当時の蒸気機関の名残ですかね?
なお、ほぼ丘の上にあるので徒歩で行くの大変です。タクシーか Uberで行きましょう。ケーブルカー(パウエル‐ハイドラインかパウエル‐メイソンライン)でも行けます。途中の駅名とかよくわからないのでGoogleマップをガン見して近くで降ります。
住所:1201 Mason St, San Francisco, CA

ここは車庫も兼ねてるので、横に引き込み線がありました。

中には多数の車両が! 整備待ちですかね?

では入ります。入場無料です。営業時間は季節によって違います。

4月~10月 10:00~18:00
11月~3月 10:00~17:00

元旦、サンクスギビングデー、クリスマス以外は年中無休とのこと。

入館

入って右側にすぐ整備工場が見えます。大きなホイールがそれぞれのワイヤーを引っ張ってるわけですね。実際にモーターも動いてますし油臭いので、匂いが苦手な方はご注意を。

奥に回ると、ケーブル監視員がそのケーブルの動きと、白いモーターボックスを監視しています。1基510馬力だそうです。
奥の柱の部分に、4本のケーブル(ケーブルカー自体は3路線ですがワイヤーは4本這ってる)の行先(路線名)が見えますね。

さらに奥には、微妙な角度が付いたホイールで角度を変えていました。

実際どういう風にケーブルが動いているかというと、こんな感じ。SHEAVE=滑車輪ですね。

俯瞰で見るとこういうこと。中央の茶色い四角が、この博物館。ここを中心に、4本のラインが走っていることが分かります。
カリフォルニアラインは、なんと1本の超長いワイヤーで動いているんですね。パウエルラインは博物館を境にケーブルが分割されている。

うまいこと上りと下りを分けてる。

もっと詳しく知りたい場合は、ミュージアムの中にビデオコーナーがありますので、お勉強してください。

こんな風にワイヤーが動いているよ。的なアニメーションもありますので、分かりやすいです。

展示物

昔使われていたホイールですかね?

これは何だろう、、、時計が仕込まれていますが。

昔の車両

同型の模型もありました。

撮影したい方はレプリカもありますのでどうぞ。

どうせなら制服も貸してくれればいいのに、、、。

運営資金の寄付も募ってますよ。

こちらは動画が見れるみたい、、、。

昔の券売機かな?

昔の車両の模型。

他にも多数。

こちらは人除け?のガードが付いているバージョン

当時は検札があったんですね。

売店

非常に充実していたのが、ミュージアム内の売店。

本をはじめ、こういうアクセサリー

お菓子類とか、、、

キーホルダーも。かなりの充実ぶりです。

見終わって買い物も終わったら、ミュージアムを出たところにあるカフェで一休みできますよ。

 

ケーブルカー ミュージアム(公式サイト)

 

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