東京駅開業100周年記念Suicaの収支計算をしてみた

 

売れに売れて170万枚以上の申し込みがあったとされる、東京駅開業100周年記念Suicaですが、JRとしてどういう収支になるのか..。

東京駅開業100周年記念Suica

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大騒ぎになった詳細は、こちらからどうぞww

当初15,000枚の発売予定でしたが、後日ネット申し込みとなりました。

公式サイト

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公式サイトはこちらですが、2015年2月9日にて申し込みは締め切られています。

申し込み途中の2月2日の時点で、申し込み170万枚でしたので、少なくとも200万枚は申し込みがあったと思われます。

申し込み総数

申込受付件数 申込受付枚数
 合計  226.5万件  499.1万枚
 インターネット  196.7万件  425.0万枚
 郵送  29.8万件  74.1万枚

なんと申し込み総数499万枚!!!

以下、499万枚で計算しなおしてみました。

 

収支

さてと、このSuicaですが、発行手数料(デポジット)が500円+チャージ1,500円で、合計2,000円という値付けになっています。

500円のデポジットはSuica返却時に返金されますが、記念Suicaですから返却するとは思えません。つまり500円から経費を引いた分が儲けになります。

チャージ1,500円は使う人も多いと思いますが、おそらくほとんどの人は「記念」に残しておくでしょう。未使用って大事ですから、、。大目に見ても30%の人が使うと仮定しましょう。

売り上げ:2,000円×499万枚 = 99.8億円

約100億円の売り上げ、、、。

経費:発行手数料 300円として×499万枚 = 約15億円
チャージ:1,5000×499万枚×30% = 約22.5億円

台紙の印刷や、ホームページ開設、対応の人件費などなどありますが、まぁ、これだけ経費を見れば十分すぎるでしょう。

ということで、約62億円の「粗利」です。そう、、ほぼ利益なんです、これ。原価を引いた「粗利」です。

これがもし、巧妙に仕込まれた戦略だったとしたら、、、すごい策士ですが!

 

ちなみに、SuicaのICチップを提供するフェリカネットワークス社も、棚ぼたですねぇ、、。10億円程度の売り上げアップにはなったことでしょう。昨年の売り上げは約50億円ですから、20%近い売り上げアップが望める!

 

通常のSuica年間発行枚数

IT・Suica事業(JR公式資料)によると、年間300~400万枚の発行だそうですから、それを超えてしまっています、、、。

通常の生産能力を超えてしまっていますので、2015年3月までに発送可能なのは10万枚。残りは、2016年3月まで1年かけて発送するとのこと…。

 

 

発送時期

【本年度内に発送のお客さま】

・「本年度内の発送可能予定数(約10万枚)」分につきましては、抽選により決定のうえ2015年2月下旬に専用払込票を発送(支払期限:2015年3月9日(月))し、弊社において入金を確認してから商品を本年度内に発送させていただきます。
(発送は概ね2015年3月19日(木)以降の予定です)
【上記以外のお申込みいただいたお客さま】

・2015年3月上旬までに、2015年6月中旬頃から概ね2016年3月頃までの間に順次発送する旨のご連絡をさせていただきます。なお、商品の発送時期等の具体的なスケジュールにつきましては、再度抽選をおこない決定させていただいたうえで、2015年4月頃までにお客さまにお知らせいたします。

 

JR公式サイト

 

 

 

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