岡山旅行をしたら、当然買うお土産の筆頭は「きび団子」ですよね? 非常に多くの「きび団子屋さん」があって迷ってましたが、どうせなら元祖のお店が良いと思い、店員さんに聞くと、「うちが一番古いです」と教えてくれた廣榮堂本店の方。で、調べると、、、、老舗が2店舗ある謎の状態。
※老舗の広栄堂武田がパッケージをリニューアルしましたので追記しました。
沿革
創業の地に並ぶ、廣榮堂の2社。左側が「株式会社 広栄堂武田」右側が「株式会社 廣榮堂」です。
どちらの会社も沿革をホームページに載せていますので、それを見る限りでの判断になりますが、おそらく以下の感じ。
安政三年(1856年)に初代 武田半蔵が「廣榮堂」を創業。
昭和20年6月29日岡山大空襲で家屋敷は灰燼に帰し開店休業状態。
昭和26年に武田貞子が(資)広栄製菓を設立。後の株式会社廣榮堂に。
昭和31年に広栄堂武田の商号登記(先に廣榮堂を登録されたので広栄堂武田にした)
ってことで、安政三年に創業してずっと仲良くやってきたが、太平洋戦争のどさくさに紛れて、広栄堂武田は地味に営業中だったのに、株式会社廣榮堂が勝手に独立したってことだと思います。
実際に商標なども「広栄堂武田」が持ってますので、こちらが正真正銘の本家なんでしょうね。
ちなみに元銀行マンの社長が経営する「株式会社廣榮堂」はビジネスが上手なので、社員も多く、五味太郎さんのデザインを導入するなど派手にやってます。駅ビルにも入ってるしね。本家の「広栄堂武田」は社員数も少なく地味にやってますから、目立たない、、、。
老舗2店舗
広栄堂武田
まずは本家のほうから。
住所:岡山県岡山市中区中納言町7−33
鳥居の柱が1本展示されていました。これも証拠の品だそうです。
新聞風のチラシまで作られてました。まぁ、オリジナルのツラさですかね、、、。
もち米が主原料。その分硬くなってしまうので、乳化剤が入ってるのかなー?
広栄堂武田(リニューアル!)
地味な印象で分家よりも特別な志向に感じていたのですが、とうとうパッケージをリニューアルしてしまいました。
しかも10個入り→9個入にダウンスケール、、、。中身のお味は同じ感じで安心でしたが。
イラストレーターのNoritakeさんによるものだそうです。
廣榮堂本店
きび団子の試食も沢山ありました。
勇気を振り絞って、「お隣との関係は、、?」って店員に聞いたら、「別のお店です。関係はありません」とキッパリ。
とりあえずこちらでも購入。五味太郎デザインで、お土産にはいいパッケージですね。
他のお店
いや、もう、町中きび団子屋さん、特に駅ビルにはすげーいっぱいある。
あちこちに移動販売所もでてますし、買おうと思えばどこでも買えるくらいです。
山方永寿堂
折角なので老舗以外も買ってみる。「山方永寿堂」は昭和21創業で、きび団子しか作ってない本気のお店。案外こういうところっておいしいんですよね。
金扇堂
続いて、「株式会社 金扇堂」。個人商店っぽいですね。創業不明です。
金萬堂本舗
似たような名前ですが「有限会社 金萬堂本舗」。こちらは「きび田楽」。きび団子じゃないです…。
カモ井加工紙株式会社
マスキングテープ発祥の地は、岡山倉敷! カモ井加工紙株式会社さんですね。お土産にどうぞ。
吉備津神社や、吉備津彦神社にも参拝しましたし帰ります。
帰りの新幹線では、岡山づくりの一番搾りと、岡山白桃のチューハイ。そしてセブンイレブンの「ツナマヨネーズ 味付のり」。関東では見ないですよね、味付のりバージョン。おいしいです。