鉄道博物館のレベル感とは大きく違いますが、夢の超特急3車両が展示されている、鉄道総合技術研究所に行ってみました。
米原駅
その鉄道総合技術研究所があるのはJR米原駅近く。
申し訳ないですが、何にもない「米原駅」。なぜここに新幹線が止まるのか、、、。きっと大人の事情が、、、。
なるほど、、すぐ近くの琵琶湖を横断する交通の要所だったんですね。1603年から300年以上も続いた歴史が、鉄道が発達したことで廃れましたが、当時は蒸気船も運行していたとのこと。
鉄道総合技術研究所
駅から徒歩10分ほどで、鉄道総合技術研究所が見つかります。
住所:滋賀県米原市 梅ケ原1600
ここのメイン施設は、「世界のトップクラスである低騒音性能(75dB-時速300キロ時点)と高い風速性能(最大時速400キロ)を備えた大型低騒音風洞です。(by公式サイト)」
外からじゃ、うかがい知れませんが、中はこんな感じだそうです。鉄道以外にも活用可能とのこと。
ちなみに鉄道総合技術研究所は、「公益財団法人」となっており、1987年(昭和62年)4月1日に、JR各社発足と同時に、日本国有鉄道が行っていた研究開発を承継する財団法人として事業活動を開始しており、毎年 185億円規模の予算で事業を推進しています。
高速試験車両展示
その風洞技術センターの裏手に、高速試験車両が展示されています。
残念ながら通常は解放されておらず、外から眺めるだけになっていますが、たまにイベントが開催されて、入場できるようです。
まずはWIN350。JR西日本が平成4年に開発した高速試験車両で、新幹線500系電車の原型ですね。(面影はないですが、、、)6両編成の1編成しか製造されず、現存しているのはこの先頭車両1両と、博多総合車両所にある先頭車両1両のみとのこと。どちらも形が違く、米原にあるのは博多方面側の先頭車両ですね。
STAR21。こちらはJR東日本が平成4年に開発した高速試験車両で、平成5年には時速425km/hを達成しました。(現在はリニア以外ではJR東海の300X(955形)高速試験電車で443.0km/h)。
展示されているのは、952-1で記念すべき1号車ですね。
そして300X。現在も最高速度の記録を誇る、955-1形高速試験車です。こちらはカスプ型先頭車で、ラウンドウェッジ型先頭車は名古屋のリニア・鉄道館に展示されています。
実は線路脇
童夢
近くには、レーシングカーなどで有名な童夢の「童夢ミュージアム」があります。これは1979製の「DOME P-2」
こちらは「DOME Zero」。
外からなのであまり写真が撮れてませんが、レーシングカーなど、多数展示されてました。
風洞技術センターの設計に童夢がかかわっていたそうですが、そのネタ元は見つからず、、、。
駅弁買って帰ります
ちょっと良い感じの駅弁屋さん。中で営業しているのかは謎ですが、新幹線ホームにあって、売店として弁当が買えます。
お弁当の井筒屋さん。安政元年創業で明治22年7月1日東海道線開通と時を同じくして駅弁屋を始めたそうです。老舗ですね。
今の季節(秋)は栗のおこわ飯。他の季節は知らんけど(関西弁で)。 ってのは冗談で、春は「山菜」、夏は「枝豆」、冬は「黒豆」なんです。