未だに有線LANを必要としている機材が多く、例えば液晶テレビ、地デジチューナーなどは無線LANが無い機種も多く、有線LANのケーブルが必須です。 LANは最大伝送距離が100mあるため延長ケーブルを使えば、大抵のご家庭では問題なく届くのですが、新築ならまだしも、マンションなどではドアの開け閉めが出来なくなり困ります。
※WEX-1166DHPSシリーズをベースにリライトしました。
延長ケーブルでの対応
こういった「すき間」用ケーブルを使えば、ドアでも問題ない場合がありますが、頻繁に開け閉めするドアではすぐに断線してしまいます。
途中の配線もこういった「ケーブルカバー」を使えばある程度隠蔽できますが、やはり後付け感があります。
なんにしても、今風じゃないですよね、、、
無線LANで中継する
元々右側のWEX-733Dシリーズで対応していましたが、現在はこのWEX-1166DHPSに交換しましたので、最新記事としてリライトしました。
こちらのWEX-1166DHPSは有線LAN端子が付いている、無線LAN中継器。内蔵2×2アンテナで電波を中継し、11ac対応・2つの通信帯域のデュアルバンドで複数の機器も高速・安定通信できます。
しかも、有線LAN端子は、Giga対応有線ポートなので、高速に中継できる優れものです。ここにLANハブを接続して、複数の機器を接続することが出来ます。台数制限は特に無いようですが、ひとまず4台はぶら下げることができました。
コンセント直挿し(挿しっぱなし)を想定しているので、端子は折りたためません。その代わり電源スイッチが付いてるので使わない時は切ることができます。
サイズ的にはクレジットカードサイズ(厚みはこのとおり分厚いですが)ですので、有線LANしか対応しない機材があるなら、旅行先のホテルに持っていってもいいかもしれませんね。(その場合は手動設定になります)
以前のWEX-733Dよりかなり小型化しているのが分かりますね。
設置と設定はすこぶる簡単です(写真はWEX-733D)。コンセントに挿して数分待ったら、丸いボタンを2秒押します。その後、親機無線LANの WPS ボタンを押すと後は勝手に設定してくれます。
設定完了後は、同じSSIDとパスワードになりますので、パソコンやスマホの無線LAN設定を変更する必要はありません。電波が良好なほうに勝手につながるようになります。
もちろん自動的に有線LAN端子も有効になりますので、そのまま有線LANケーブルを接続するだけで動きます。超簡単!
中継機用SSID
ただし、どのアクセスポイントでも同じSSIDになるので、どこにつながっているか分からないという弊害も生まれます。
そのため、Extender-A-xxxx という専用SSIDも同時に発信していますので、それに接続しておくのもアリです。
接続時は、セットアップカードに記載されている「暗号化キー」を使います。元々のSSIDのパスワードとは違いますのでご注意を。
速度計測
IEEE802.3ac導入前
まずはIEEE802.3acの未導入時の速度検証です。
IEEE802.3aでの測定で、約22Mbpsでした。これは親機を使用した計測値とほとんど変わりません。 中継しても気になる速度低下も余り感じませんでした。
ただし、「有線LAN」と「無線LAN中継器で中継した有線LAN」ではほぼ速度が半減しました。有線LANでは55Mbpsでてましたが、間に無線LANが入り22Mbpsに落ちますから当然ですね、、、。
使い道は液晶テレビなどで番組表を取って来る程度ですので、利用上はこの速度で全く問題ありませんでした。
IEEE802.3acを導入
古いLANの親機ルータが壊れてしまったので、色々悩んだところで性能もよく、安くて、設定コピーが簡単に行える、この製品(WSR-2533DHPL)にしました。(無線)11ac/n/a/g/b (有線):Giga とフル対応ですし、普通に使ってる分には、ただ早くなっただけで、あとは問題ありませんね。というか早くなったのがびっくりするぐらいですが。
なんと、 無線LANで中継しているのに、有線LANポートで61Mbps出てます。ほぼ親機と同じ速度ですね。嬉しい誤算です。
WEX-1166DHPSでの計測
WEX-1166DHPS導入で少し気になったのですが、上記はWEX-733Dでの計測結果。リンク速度は292Mbpsですが、
ところが、同じ親機に接続したWEX-1166DHPSですと、リンク速度は468Mbpsと倍増しているのに、、
ダウンロード速度はほとんど変わらないんですよね。これが限界ってことでしょうね。
なお、有線LANポートでの速度とほぼ同じです。途中を無線中継しているとは全く感じられない性能。
オススメです。