長めのタイトルで盛りだくさんですがww
高級ミラーレス一眼は、高額な機器の割には全体のユーザー数が少ないため、圧倒的に情報が少なく、声の大きな人の情報やネガティブキャンペーンが目に付くので、メーカーによって差が大きいと感じています。ユーザの多いメーカーだと良い情報も相対的に増えてくるんでしょうけど、LUMIXだとマニアしか使ってない印象だったからか情報少ないですよね、、。
しかし!ここ数年は、映像クリエイター界隈ではLUMIXの知名度がバカ高くて、なんだか風向きが変わってきてる気がします。がんばれパナソニック!
LUMIXの修理費の噂
実際に高額だった! という情報って意外と少なく、「LUMIXの修理費は高額だったって話を聞いた」という情報が大半なんですよね。
もちろん実際に高額だったという事例もあるんだと思いますが、物理的に壊れててどうにもならないとか、修理できない範囲など、設計思想によるものなどがメーカーによってバラバラなだけだと思うんです。
探せば他社でも「レンズのマウント部が壊れたのに新品買えるぐらいの修理費だった」とかの話しはあるので、LUMIXだけが高い訳ではないと思っています。自身では過去2回、パナソニックに修理を出した経験はありますが適正だと感じていました。
しかし今回の故障状況が状況なだけに、これはアウトかも、、、とビビってました。
撮影中の恐怖…
ある日の午前中、、、。スタジオで撮影中だったのですが(まさにこの写真の組み合わせ LUMIX DC-S5+シグマ 24-70 F2.8)、突然壊れました。恐怖です…。
表示系などは問題なく(センサーは生きてる)、シャッターを切ろうとすると「電源を入れ
実は1度だけ症状が出たことが有るのです。それは撮影当日の朝、シャッターが切れず同じメッセージが出ました。しかし電源を入れなおしたところ問題なく動作したので安心してたんですが、、、。
何枚撮ったっけ??
2020年末に購入してから丁度1年半たちましたが、今まで何枚撮ったっけな???
確認したらメカニカルシャッターで17万枚以上も撮ってる!プロ野球撮影などで連写も多用してましたし、こりゃヤバイ、、、。LUMIX S5のシャッター寿命は(確か)20万枚のハズなので、マジで天天寿を全うした感じでしょうか、、、。
以下手順でS1のシャッター回数を確認しました。
1. “再生▶️”と”AF ON”を押しながら電源オン
2. スパナアイコン選択し、7つ目に”認証情報”などが表示
3. “ERR CODE DISP”選択し”MENU/SET”ボタン押す(2枚目の画像)
4. もう一度 “MENU/SET” 押す
>PWRCNT 電源オン回数
>SHTCNT ショット数
5. 電源オフ pic.twitter.com/7pwaBaIHTD— LUMIX S1 ファン@LUMIX S1、3周年おめでとう (@lumix_s1) October 13, 2019
※撮影枚数の確認はこちらの情報を参考にしていますが、シングルショットモードじゃないと動かないので注意です。(LUMIX S1R、S5、G9でも同じく確認できました)
ということでパナソニックに恐怖の見積もり依頼です、、、。
修理依頼
現在パナソニックではデジカメに関する修理持ち込み窓口がないので、宅配修理サービスを利用することになります。
修理料金の目安
いつのころからか、超親切な情報が公開されてますね。
例えばこんな具合です。この場合はおそらくシャッターユニットの交換でしょうかね。
こちらはCMOSセンサー+シャッターユニット交換ですかね、、、。
ということで、定価30万円近い商品だと考えれば決して修理費が高額だとは思えないですね。
修理申し込み
ということで宅配修理を依頼します。
こんな感じで見積もりを出してもらってから修理ができるので安心です。
もし修理代金が高額で修理を諦める場合は、宅配返送料のみで戻ってきます(見積もりは無料なので)。
今回の場合は、宅配便がパナソニックに12時に到着して、15時には見積もり額のメールが来たという、とんでもないスピード見積もりでしたww
まさかの修理費!
実は発送時には症状が出ておらず正常にメカニカルシャッターで撮影で来ていたので、その旨は伝えてあったのですが、、、
症状が確認できたってことなので、ログか何か残ってるんでしょうね。
結果的に修理費は約56,000円でした。配送料と税込みにして約60,000円です。グリップも剥がさないと修理できないのは驚きでしたが、メカシャッターの寿命(20万回に対して17万回の状態)を考えると、これで生き返るのはリーズナブルに感じました。
あ、グリップはちょっとダルンダルンだったので直ってラッキーでしたが。
「LUMIX PROFESSIONAL SERVICES」に入ってると修理費半額なんですけどね…。
スピード修理
パナの修理はすげー時間がかかる、、って情報が多かったのですが、、、修理依頼した翌日には修理完了のメールがきました。そのまま発送、翌日には到着でした。
つまり宅急便を発送してから、修理完了品が手元に届くまでに、わずか5営業日でした(月曜日に発送して金曜日には戻ってきた)。
なお、注意点としては、代金引換宅急便なので、数万円の現金(現金のみです!)を事前に用意しておく必要があるってことですね。クレジットカードが使えたら助かるんですが、、、。
修理の実態
自分史としてLUMIX DMC-F1からLUMIXの人生が始まってますので、2002年末から数えて20年くらいどっぷりとパナソニック派ってことになります。当時の320万画素から今や、LUMIX DC-S1Rに至っては、4,730万画素までグレードアップしたわけですが、なんかいいよね。カメラって。(何の話?)
リサイクル
何が言いたいかって、こういった長い歴史のなかでは、部品のストックが非常に重要です。
なので、こういった規定があり、修理時にも
リサイクルの同意が必須となります。
同じ理由だと思いますが、部品のストックの関係上、海外発売の製品は修理ができない旨の記載もあります。マップカメラなどの中古品購入の際には「海外モデルですが、、」との記載があったりしますが、修理の事を考えると海外品は選ばない方が無難です。修理してもらえませんから。
今回の修理のオチは?
17万枚も撮影して故障したシャッターユニットですが、交換後のショット枚数がこちら。約5万枚の撮影済みシャッターユニット、つまり中古部品が見事に使われていました。
1年半で17万枚撮った経験からすると、すでに5万枚の中古部品は心配になりますが、、、修理代金を考えると、まぁ受け入れるしかないかなって思うようにしてますが。
というかなるべく電子シャッターを使おうと誓いました。
まとめ
パナソニックのミラーレス一眼の修理費は、大して高くない適正価格でした。
なお、持ち物保険などは「物理的に壊れた際」に使えますので、こういった内部故障対策としては、メーカー延長保証とか、マップカメラの安心保障などに入っておいた方がいいと思います。