たった1カ所の動力源でサンフランシスコのケーブルカーが動いている
2020/02/18
サンフランシスコにはケーブルカーが3路線ありますが、そのすべての動力源がたった1カ所に集約されていました。実際にそこに行くと這わされたケーブルがビュンビュン送られているところを見ることができました。
ケーブルカー
ケーブルカーは実際に線路内(地下)に埋められている「ケーブル」を使って動いています。1873年の運航開始から仕組みは変わってないそうです。(当時は蒸気機関で動かしてたそうですが、サンフランシスコ大地震のあと電力に切り替えられたそうです)
このレバー操作で、常に動いているケーブルを、つかんだり離したりして加減速しているわけです。
ケーブルカー ミュージアム
ケーブルカーミュージアムはこちら。奥に映ってる煙突は当時の蒸気機関の名残ですかね?
なお、ほぼ丘の上にあるので徒歩で行くの大変です。タクシーか Uberで行きましょう。ケーブルカー(パウエル‐ハイドラインかパウエル‐メイソンライン)でも行けます。途中の駅名とかよくわからないのでGoogleマップをガン見して近くで降ります。
住所:1201 Mason St, San Francisco, CA
では入ります。入場無料です。営業時間は季節によって違います。
4月~10月 10:00~18:00
11月~3月 10:00~17:00
元旦、サンクスギビングデー、クリスマス以外は年中無休とのこと。
入館
入って右側にすぐ整備工場が見えます。大きなホイールがそれぞれのワイヤーを引っ張ってるわけですね。実際にモーターも動いてますし油臭いので、匂いが苦手な方はご注意を。
奥に回ると、ケーブル監視員がそのケーブルの動きと、白いモーターボックスを監視しています。1基510馬力だそうです。
奥の柱の部分に、4本のケーブル(ケーブルカー自体は3路線ですがワイヤーは4本這ってる)の行先(路線名)が見えますね。
さらに奥には、微妙な角度が付いたホイールで角度を変えていました。
実際どういう風にケーブルが動いているかというと、こんな感じ。SHEAVE=滑車輪ですね。
俯瞰で見るとこういうこと。中央の茶色い四角が、この博物館。ここを中心に、4本のラインが走っていることが分かります。
カリフォルニアラインは、なんと1本の超長いワイヤーで動いているんですね。パウエルラインは博物館を境にケーブルが分割されている。
もっと詳しく知りたい場合は、ミュージアムの中にビデオコーナーがありますので、お勉強してください。
こんな風にワイヤーが動いているよ。的なアニメーションもありますので、分かりやすいです。
展示物
売店
見終わって買い物も終わったら、ミュージアムを出たところにあるカフェで一休みできますよ。
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