穴八幡宮で「一陽来復」をお分け頂いた帰り道、最寄りでデカ盛りを検索すると、真っ先に出てきたのが、この「キッチンオトボケ」。なんでも1973年にオープンしたそうで、昭和48年ですから、オイルショックとかそういう時代ですよ(知らんけど)。
で、さっそく定食を食べてみたのですが、本当に残念なお店でした。悪気は無いのかもしれませんが、基本を忘れた店に明日は無いです。(と、私は思うのです)
キチンオトボケ
こちらの中央のビルの1階にあるのが、キッチンオトボケ。割と目立ちますね。
住所:東京都新宿区馬場下町62
真っ赤な門構えが特徴で、穴八幡宮の鳥居をイメージしてるんですかね?
店の横にはサンプルの代わりに写真が貼られていて、これでも消費増税で値上がりしたんだそうです。安いといえば安いですが、
隣りに松屋もありますからねぇ、、なかなか厳しい戦いじゃないかと思います。(そんな松屋も高級化志向ですけどね)
メニュー
券売機スタイルなので、メニューはここで一発勝負で決める必要があります。基本的に「普通」「大盛」の2パターンに単品がいくつかある感じ。
定食はライスが増えるだけで具材は変わらないとのことですが、カレーだけは皿ごとデカくなる模様。
それにしても「ワンコインキッチン」のワンコインの意味わかってるんですかね、、? カレーライス以外は、どうやったってワンコイン(500円)は無理な気がしますけど。
店員さんに食券を渡します。ちなみに、ジャンジャン焼定食の大盛を券売機で買いましたが、肉増しのボタンが無かったので、その場で現金で200円を支払いました。
実食
来ました。ジャンジャン焼定食(630円)+大盛りライス(50円)+肉増し(200円)=880円。
ただ、残念なのが、冒頭にお伝えしたように「悪気は無いのかもしれませんが」と言った件ですが、ライスを事前に盛って放置して、オカズができたら配膳するスタイルだったのです。つまり「ライスが冷めてる」訳です。熱々おかず+熱々ライスだから美味しいのであって、冷めた白飯なんぞ、魅力半減です。実際に湯気もなく表面は冷えてました。
1秒でも早く配膳したいからなのかもしれませんが、美味しいご飯を食べてもらう気持ちが欠けてるとしか思えません。本当に残念です。
これは持論ですが、ライス事前盛りの店で美味しかったことが一度もありません。
ま、気を取り直して食べていきます。が、、なんだろ味が薄い?豚肉もぐにょぐにょ。
定番のオンザライスもしてみますが、やっぱりお肉のパンチが弱い。焼きが甘いのか。焦げ感があるから旨味が出る生姜焼きのハズなのに、生煮えした感じのお肉なんですよね。「ジュー」ってなってないってこと。なのでタレも豚肉の肉汁で薄まっててボヤけてる。
うん、、カラシをつけたら、何とかなるので、これをアクセントに残りのご飯を食べきりました。
老舗の定食屋に文句つけるつもりはありませんが、他の記事ではかなり高齢の店長がフライパンを振ってる写真がありましたが、先日伺った際には全員若いスタッフで、日本語以外が飛び交ってました(どこの国か分かりませんでしたが)。
どの国の人でもいいですが、ちゃんと気持ちを引き継いで欲しいです。