カメラレンズのファームウェアアップデートで機能不全に陥った話 #LUMIX

 

全く持って油断してました、、、。
鉄則だった「すぐに人を信用するな」を忘れ、、

公開直後のファームウェアアップデートに手を出してしまい大変な目に合いました。

さらにリカバリーにも失敗し、結果的に1週間以上もカメラレンズが使えなくなりましたので、今後の為にもブログに残しておきます。

※なおパナソニックもLUMIXも好きです!それは変わりません!!

 

レンズ購入(S-R70200)

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愛用機であるLUMIXのフルサイズミラーレス一眼「DC-S5」。だいぶ安くなってきましたよね。色味も良いし本当にオススメのカメラです。そのカメラ用に購入した、いわゆる「小三元」となる望遠レンズ、、、

ただ、、そもそもLUMIX Sレンズの新品購入には(ホコリまみれなどの)鬼門があるというのが業界(?)の通例で、、。そこで活躍するのが「みんなの防湿庫」といわれるマップカメラさんですね。こちらで「パナソニック LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S. S-R70200」を中古で購入しました。

定価で18万円弱のF4レンズですが、F2.8の「LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S. ブラック S-E70200」は約31万円と倍近いお値段ですので、さすがに無理。

このサイズ感を考えると「LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S. S-R70300」も選択肢に有ったのですが、望遠域でF5.6というのは厳しいし、そもそも「シグマ 100-400mm F5-6.3 DGDN OS Contemporary Lマウント」を持ってますからF値はもう少し明るいものが良かった訳です。

(それにしてもマップカメラのこのレンズの中古がほぼ在庫ゼロになってるんですが、何かあったんですかね?急に爆売れした?? カメラのキタムラには中古在庫あるし、、なんだろ???)

LUMIX S5への装着イメージ。うむ。カッコいい。マップカメラによる検品でホコリのない綺麗なレンズも選べましたし。

ポートレートにも抜群の性能を発揮。カリカリしすぎない、でもピントはばっちりな気持ちい描写がいいですね。こんなにいい写真撮れるんですよ!(モデル:もかさん(@shaieroki))

買って良かった。大満足です。

二重の失敗談

ファームウェアアップデート失敗

そこに飛び込んできたのが、このファームウェアアップデートの情報。
LUMIX系のアップデートでは一度も失敗したこともないし、そういう話もほぼ聞いたこともなかったので(と思って検索しなおしたら、チラホラ失敗談ありますね、、、)、安心して即アップデートかけました。

早速Ver.1.2をダウンロードしてアップデート開始!
今回のアップデートは長いなぁ、、、と実際数分かかっててオカシイな?と思ったのですが、、

「ガコンッ!」

と鈍い音を立ててアップデートが完了。
音が出るようなアップデートは初めてだったので、念のために試写したところ、なんとオートフォーカスが機能しなくなっていました。

望遠域 135mm以上では辛うじてフォーカスが合いますが、広角域では全然だめ。マニュアルフォーカスでも(フォーカスクラッチでも)フォーカスが合わない異常事態。

結果的にはファームウェアアップデートが原因だったのですが、アップデート前に試写してなかったので「本当にアップデートが原因だったのか何とも言えず、、」

ここで1つ目の教訓ですね。

「公開直後のファームウェアアップデートに手を出すな!」
「ファームウェアアップデートに動作しておけ!

これです。公開後最低3日は我慢しましょう。

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リカバリー失敗

ツイッター民からの情報で知った「ファームウエア公開が停止している」「また再開したよ」という情報。確かに11月11日13時に更新されたことが公式サイトで確認できました。

しかし、公式ツイッター(@LUMIX_Japan)で何の注意喚起も情報展開もなく、他の同時にアップデート公開された4本のレンズのうち、S-R70200のアップデートにだけ不具合が有ったにもかかわらず、このリンクページにはその記載はない(その先まで行かないと再公開の情報には気付かない)。

2021年11月11日にVer.1.21にアップデートされているにもかかわらず、リンクページでは「11月9日 Ver.1.2」のままの状態。

で、、重要なのは、11月9日に公開して、それを訂正したのが11月11日ですから2日後なのです。

Windows Updateなどは大抵公開直後に不具合の情報があがりますが、ユーザーが限定的な世界ではその声が上がってくる件数が少ないのか、もしくはパナソニックが隠蔽しているのか?
少なくとも、11/11 13:00に差し替えできたということは、もっと早く公開停止と再アップデートで不具合が改善できることを周知していれば、私と同じ被害者は生まれなかったと思うんですよ。

再公開前に修理に発送済みだった

リカバリー失敗というのは「すでに11月10日(アップデートの翌日)には、故障したレンズを、パナソニックの修理センターに発送済みだった」のでリカバリーできなかったことです。

アップデートの不具合だとは断定できていませんでしたし、発送の時点でアップデートの公開停止にはなっていませんでしたので、「この機体固有の不具合」と考えるしかないと判断したからです。

ということで発送して翌日に修理センターに到着、さらに次の日には「アップデートの不具合があったので再度最新版にアップデートして改善した」とのメール連絡を受けました。

ここで2つ目の教訓ですね。

「アップデートに失敗しても2日は続報を待て!」

これです。発送してなければ再度のアップデートで不具合は解消できた訳ですから。

修理費用

最終的には5営業日で返送されましたので、機能不全に陥ってから8営業日(土日含めて10日間)は使えなかった、ということです。

なお、カメラ本体に修理済みレンズを装着して、レンズのバージョンを見ても「Ver.1.2」と表示されます。実際には「Ver1.21」というバージョンになっているはずなので表示が正しくありません。

今回は非を認めてVer.1.3とすべきだったと思いますよ、パナソニックさん。公開日だってウソのままですから、ちゃんと11月11日に訂正すべき。

修理費用ですが、このレンズはマップカメラで中古購入していて(本当は保証期間内だったかもしれませんが)、保証期間外(保証書ないからね)、発送元払い(1,080円でした)でしたが、返送も元払い、無償対応で修理費もかかりませんでした。

元払いの1,080円が勉強代だったと思えば、「LUMIXの修理費は高額で、実質新品が買える」という都市伝説にビビってましたが、まぁ安く済んだな、、と思います。

まとめ

ファームウェアアップデートで劇的に機能アップすることもあれば、今回のように機能不全に陥るリスクもあるので、撮影予定や代替機の準備など、用意周到な対応がカギを握ります。

まぁ、ファームウェアアップデートも自己責任ですから、リスクは当然なんでしょうけど、私のように安易にアップデートをすると痛い目を見ます!

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余談ですが、シグマの100-400mmも同時期に修理中で望遠レンズが全滅の状態でした。その時はこのLUMIX G9用のパナライカで代替してました。カリカリ具合は史上最強だと思ってます。このレンズは凄い。

 

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